絶対評価と相対評価

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

限定された集団の構成員に通用することのみを目的にして行う評価を,(その集団における)相対評価という。それに対して,任意の集団に対して普遍的に通用することを目的として行う評価を絶対評価という。
例えば,大学入試センター試験の成績は,国公立大学入学志願者に普遍的な絶対評価を与える,ということができる。それに対して,国公立大学入学志願者の各大学の個別試験の成績は,その大学の志願者間においてのみ評価しうる相対評価を与えるということができ,二つの大学の個別試験の成績を比較することは,一般には無意味である。