第1段階選抜(足切り)

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

国公立大学の入学者選抜において,入学志願者の数が入学定員を大幅に上回り個別学力検査(第2次試験)等を適切に実施することが極めて困難であるため,特に必要がある場合に限り,主として調査書の内容及び大学入試センター試験の成績により,事前選抜を行うことをいう。
これに合格した者について,個別学力検査等を行い合格者を決定するので,このような方式全体を2段階選抜という。
これを実施しようとする大学は,前年7月31日までに発表する入学者の選抜要項において,入学定員の何倍のラインでこれを行うかを明記することになっている。文部省は,毎年の大学入学者選抜実施要項の通知で,この倍率の大幅な緩和ないしその取り止めを指導している。
なお,大学によっては,この第1段階の合格基準を大学入試センター試験の得点等で定めているところもある。

用語集

前の記事

相関図