聴解試験(ヒヤリングテスト)
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
外国語の学力検査の一部として,音声による聞き取りの力を計るために実施されるテストで,「リスニングテスト」,「ヒヤリングテスト」とも言われている。外国語については,「読むこと」,「書くこと」,「聞くこと」,「話すこと」の4要素が不可欠であるが,ペーパーテストでは,後者の二つについては,測定が難しいので,ペーパーテストの他に,「外国語の音声で出題をして解答させる」聴解試験が,外国語大学・学部等を中心に実施されている。
このテストを実施するには,試験の公平さの確保の観点から試験室の音響条件をほぽ同一にしなければならないことなどから,全国規模の大学入試センター試験では実施されていない。国公立大学では,東京大学,東京外国語大学をはじめ,40大学53学部で行われている。