国費外国人留学生

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

昭和29年に創設された国費外国人留学生制度による留学生で,今日まで世界約110か国・地域から合計19,000人(平成元年度末現在)が受け入れられている。
これらの国費留学生の募集・選考の方法としては,①大使館推薦iこよる場合と,②大学推薦による場合(研究留学生など)とがある。
国費留学生の選抜は,①については,文部省が在外公館の推薦に基づき選考委員会に諮り,受入れ大学と協議して合格者を決定,②については,大学からの推薦に基づき文部省が選考委員会に諮り決定しているので,いわゆる入学者選抜試験による選抜とは別枠で行われている。
なお,これら留学生には,奨学金,授業料(免除又は文部省負担),往復旅費,研究旅費等が支給される。