特別活動

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

高等学校の教育課程を構成する授業のーつ。
高等学校の教育課程は,国語,社会,数学,理科,保健体育等の教科に属する科目と特別活動によって編成される(学校教育法施行規則第57条)。
望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団の一員としてより良い生活を築こうとする自主的・実践的な態度を育てるとともに,人間としての在り方,生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うことを目的としており,次のようなものがある。
①ホームルーム
②生徒会活動
③クラブ活動
④学校行事これに基づいて調査書の「特別活動の記録」欄には,特別活動における生徒の活動状況について主な事項及び所見を記入することとされている(例えば,特別活動への参加態度,出席状況,各種の役員としての経験など)。さらに,生徒の活動状況を総合的にみて,
①活動の意欲……意欲をもって集団活動に参加し,熱心に自己の役割を果たした。
②集団への寄与……所属集団の活動の発展・向上に大いに寄与した。
など記載することとなっている。