難問・奇問
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
難解であったり,奇妙な設問の試験問題をいう。
大学入学者選抜における学力検査は,高等学校学習指導要領に準拠し,高等学校教育の正常な発展の障害とならないよう十分留意して実施することになっているが,①高等学校学習指導要領の範囲を逸脱した問題,②程度が高すぎる間題,③分量が多すぎる問題,④受験生を振り落とすだけの問題,などが難問・奇問といわれている。
共通第1次学力試験の発足に当たっては,その背景のーつとして,各大学における難問・奇問の頻発が指摘されていたが,同試験の導入,更に大学入試センター試験の実施により,難問・奇問を排し,試験問題の内容面での向上に役立った,と評価されている(中央教育審議会平成3年4月答申)。