評価尺度の多元化・複数化

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

偏差値偏重の進路選択,進路指導を是正するため,各大学は,それぞれ自由にして個性的な入試を行うことが要請されているが,その方法として,中央教育審議会(平成3年4月答申)から,バラエティに富んだ個性や才能を発掘,選抜するため,点数絶対主義にとらわれない,評価方法の開発が必要であると提案されているもの。
具体的には,①調査書面接小論文実技検査などを加味して学力基準の多元化,複数化を図る,②秀でた特定の教科や分野に重点を置いて選抜する,③部活動,生徒会活動,資格取得,社会活動などを考慮する,④帰国子女,社会人,職業高校卒業者を対象に特別の選抜を行う,⑤できるだけ出身高校が広範囲に分散するように入学させる,などが例示されている。

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