出題教科・科目
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
入学者選抜における学力検査で出題する教科・科目をいい,各大学が独自に決定し,前年の7月末日までに発表することとなっている。
①教科については,国語,社会,数学,理科,外国語の5教科について実施することを原則とするが,大学・学部の目的,特色,専門分野等によっては,一部の教科を除き,又は他の教科を加えて実施することができる。②科目については,高等学校学習指導要領に定められている科目について,国語,社会,数学,理科,外国語の各教科それぞれ1科目を解答させることを原則として大学が定める。ただし,大学・学部の目的,特色,専門分野等によっては,社会・理科などの特定教科について3科目以上を出題し2教科を選択解答させ,若しくは特定の2科目を出題し解答させることができる。
商学,工学,農学,水産学,家政学,看護学等に関する大学・学部で,その目的,特色,専門分野等からみて適当と認められる場合には,上記の教科の一部に代えて,職業に関する教科を出題し,又は社会,数学若しくは理科の科目に職業に関する基礎的・基本的科目を加え,選択解答させることが望ましいとされている(大学入学者選抜実施要項第4の1)。
なお,大学入試センター試験の出題教科・科目は次のとおりである。

これに基づき,既に大学入試センター試験を利用している大学においては,前年の7月31日まで解答させる教科・科目を公表することとなっている。(大学入試センター試験を新たに利用する大学は,試験実施2年前の10月31日(事情のあるときは,翌年3月31日)までに入学志願者に解答させる教科・科目及び各大学ごとに実施する学力検査の概要を予告することになっている。)