小論文

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

大学入学者選抜は,調査書の内容,学力検査面接・小論文その他の能力・適性等に関する検査の成績,大学が必要に応じて実施する健康診断,その他大学が適当と認める資料により,入学志願者の能力・適性等を合理的に総合して判定する方法によるものとされており(大学入学者選抜実施要項第1の1),小論文は,この検査方法のーつである。
大学は,入学志願者の能カ・適性等をできる限り多角的に検査するため,小論文を課することが望ましい(大学入学者選抜実施要項第4の2の(1))とされている。特に,学力検査を免除し,推薦により入学者の選抜を行う場合においては,面接又は,小論文を課することが望ましいとされている(大学入学者選抜実施要項第1の2)。
出題の方法としては,主題を与えて自由に論述させたり,資料,統計等を提示して設問について論述させる等の方法がある。平成3年度は,国立76大学188学部,公立20大学31学部において行われている。