SAT(ScholasticAptitudeTest)
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
SATは,ScholasticAptitudeTest(進学適性テスト)の頭文字を採った呼称である。CB(大学入試協議会)が提供するテストであり,アメリカの多くの大学が志願者にこのテストの受験を課して,入学者の選抜資料のーつとして利用する。大学によっては,受験を要求しないで奨励にとどめ,選抜資料ではなく,入学後の科目履修の指導用資料に使うこともある。
テストは全国一斉に年6回実施され,受験資格には何ら制限はなく,何歳でも何回でも受験することができる。年間の延べ受験者数は約150万人にもなり,そのうちでは高等学校の最終の(ジュニアとシニアの)2年間に在籍する生徒集団が受験者の9割を占める。
テスト内容は言語領域検査(二部に分かれ,全部で85題)と数理領域検査(二部に分かれ,全部で60題)からなり,各部の試験時間は30分である。