学習成績概評

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

大学入学者選抜の資料のーつである高等学校の「調査書」の記載項目のーつで,高等学校長が生徒指導要録等に基づき,記載するものである。
高等学校における同一学年生徒全員(ただし,教育課程の異なる類型のある場合は類型別,専門教育を主とする学科の場合は科別)の3か年間(ただし,定時制及び通信制の課程で修業年限が3年を超えるものにあっては,当該期間)における各教科・科目の評定平均値の平均を区分に従ってA(5.0~4.3)B:(4.2~3.5)C(3.4-2.7)D(2.6~1.9)E(1.8以下)の5段階に分け,その生徒の属する成績段階を示しているものである(大学入学者選抜実施要項第3の3,別紙様式1及び記入上の注意事項)。
なお,大学は,高等学校長に対し,学習成績概評Aに属する生徒のうち,人物,学力ともに特に優秀で,高等学校長が責任をもって推薦できる者については,「学習成績概評」欄に,Aと標示するよう希望することができることとされている。この場合,高等学校長は「備考」欄にその理由を明示しなければならないことになっている。