選択科目
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
学力検査の教科・科目の定め方で,例えば,「理科の物理,化学,生物,地学のうちから2科目(1科目)を選択する」というように,複数の出題科目を示した上で,どの科目を受けるかは,受験者に選択させる科目をいう。
理科と社会などの場合は,選択科目とするのが一般的であるが,大学・学部の目的,特色,専門分野によっては,特定の2科目又は1科目のみを出題し,解答させることも認められている(大学入学者選抜実施要項第4の1の(5))。
なお,大学入試センター試験については,5教科18科目のうちから,各大学が利用する教科・科目を指定することになっているが,入学志願者が複数の大学を志願できるようにすること及び高等学校の職業教育を主とする学科の卒業生が普通教育を主とする学科の卒業者に比べて不利にならないようにすることに配慮し,特定の1出題科目のみを指定することがないようにすることが望ましい(大学入試センター試験実施大綱第3の2),とされている。