大学入試センター試験等連絡協議会
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
共通第1次学力試験の発足に当たり,高等学校や教育委員会の意見や要望等を反映させ,共通第1次学力試験等の充実に資することを目的として,高等学校,教育委員会側と大学入試センターとの連絡協議機関として大学入試センターに設けられた。
その後,共通第1次学力試験から大学入試センター試験に代わった時点で,大学入試センター試験等の充実に資することを目的として引き継がれたものである。
この連絡協議会には,総合部会と試験問題部会とが置かれている。
①総合部会は,全国高等学校長協会会長ほか高等学校関係の代表者(8人),都道府県教育委員会等の代表者(5人)及び大学入試センターの代表者(7人)で組織され,大学入試センター試験に関する一般的・包括的な事項について協議する。
②試験問題部会は,各都道府県教育委員会から推薦された51人(1科目につき3人,17科目)の高等学校教員と,大学入試センター内の各試験問題作成責任者17人とで構成され,大学入試センター試験に出題された試験問題の内容,程度,出題方法等について協議する。この協議の結果は,高等学校側委員や教育・研究団体等の意見・評価とそれらに対する大学入試センターの試験問題作成部会の見解としてまとめられ,「大学入試センター試験問題集一実施結果と試験問題に関する意見・評価」として毎年刊行され,大学入試センターにおける試験の問題作成に反映させるとともに各高等学校における進路指導に利用されている。