入学者選抜方法研究委員会

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

各国立大学に設置されている入学者選抜方法の研究を目的とした委員会をいう。(大学によっては,同じ目的の委員会又は組織に異なる名称を付しているところもある。)
昭和42年度から研究費の予算措置が行われるようになり,以来,各大学に順次設置された。各研究委員会の研究成果は,「国立大学入学者選抜方法研究委員会調査研究結果の概要」として文部省から毎年刊行されてきた。また,研究委員会間の連絡協議を行う研究発表会も数次にわたって開催されたが,昭和55年6月,これを母体として,現在の国立大学入学者選抜研究連絡協議会(入研協)が組織され,これらの事業を弓は継いでいる。
なお,大学入学者選抜実施要項第13の4に,大学は,選抜方法に関する研究委員会を設けて調査研究を行い,入学者の選抜に当たっては,その成果を十分反映させることが望ましい,と定められており,公私立大学においても,それぞれ調査研究が進められている。