入学主幹・入試課長

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

大学入学者選抜方法の改善に関する会議の昭和46年12月の報告により,入学者選抜の具体的改善策のーつとして示された「大学における入学者選抜事務処理体制」の整備に基づき,昭和47年度から国立大学に配置され始めた入試事務組織である。
文部大臣が指定する国立大学の事務局若しくは事務局の部又は厚生補導に関する部に置かれる大学の課長級の職で,事務職員をもって充てることになっており,入学者選抜に関する事務を処理することとなっている。(国立学校設置法施行規則第28条)
なお,具体的な職務は,各大学の入学者選抜事務の実態に応じ,各大学で定められているが,主たる事務は,次のとおりである。
①入学者選抜事務に関し,総括し,及び連絡調整すること。
②入学者選抜方法の改善について企画立案すること。
③入学者選抜に関する調査統計及び報告に関すること。
④入学者選抜に関する委員会に関すること。
⑤入学者選抜に関する広報に関すること。
なお,入学者選抜事務組織の一層の整備・充実を図るため,昭和61年度から毎年数大学ずつ,入学主幹が改組され,入試課が置かれるようになった。