パーセンタイル(分位数)

※本用語の解説は1992年に作成されたものです。

受験者集団における各得点の順位に基づく統計指標。全受験者の得点をその大きさの順序に従って並べ,それを百等分する。この時,ある得点x以下の受験者数が全体のp%である場合,その得点xをpパーセンタイルあるいは第p百分位数と呼び,その得点の順位をpパーセンタイル順位と呼ぶ。例えば,20パーセンタイルが45点だとすれば,45点以下の受験者が全体の20%を占めることを意味する。
パーセンタイルの中では,特に25,50,75パーセンタイルがよく用いられる。これらの値はデータを四つに等分する境界値を示すもので,通常,四分位数と呼ばれ,下から順に第1,2,3四分位数と呼ぶ。また,得点を大きさの順に並べた時,中央にに来る値である中央値は,50パーセンタイルあるいは第2四分位数でもある。なお,一般に,データをN個に等分する境界値をN分位数と呼び,百分位数(パーセンタイル),四分位数の他に五分位数,十分位数等も用いられる。分位数は,累積相対度数分布表から比較的容易に求めることができる。