論述式試験
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
「~について述べよ」とか「~について論ぜよ」のように,受験者が自分で考え,自分の言葉で長い解答を要求する出題形式である。問題の作成は比較的容易であるが,公正に採点するのは困難な作業である。考察力や表現力等をみることができる。小論文もこれに該当する。客観式試験と対比されるもので,一般にこの両者の中間に記述式試験が位置付けられるが,明確な区分はない。
大学入試センター試験を利用する大学・学部の個別学力検査の出題形式については,利用する大学入試センター試験の教科・科目との関連を配慮し,記述式及び論述式により,入学志願者の記述力,考察力,表現力等が検査できるようにすることが望ましい(大学入学者選抜実施要項第10の1の(4)),とされている。