中央教育審議会
※本用語の解説は1992年に作成されたものです。
文部大臣の諮問に応じて,「教育学術又は文化に関する基本的重要施策について,調査審議し,及びこれらの事項に関して文部大臣に建議する」機関として,昭和27年に設立された。
発足後,多くの答申が出されているが,戦後教育改革に次ぐ第三の教育改革構想と言われた昭和46年の「今後における学校教育の総合的な拡充整備のための基本的施策について」の答申が有名である。
最近では,平成3年4月に「新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について」(後期中等教育の改革とこれに関連する高等教育の課題及び生涯学習の学習成果の評価)を答申し,特に大学入試改善に関し,①評価尺度の多元化・複数化,②推薦入学制度の改善,③国公立大学の分離・分割方式への統一と比率の適正化,⑤大学入試センター試験の活用,⑥大学と高等学校との協議機関の設置,⑦大学情報の提供の充実,など多くの問題点を提起し,大学審議会に対し,具体的な検討を期待するとしている。